外出が怖い

今週のお題「告白します」

私は外出が怖いです。どれほどかというと、外出するかどうかに3時間迷い、けっきょく玄関を出られないくらいです。その3時間、何をしているのかというと、ただじっと心の中で「外に出たい」「外に出たくない」という本音と戦っています。どちらかが上回ってくれれば決断は早いでしょう。でも、どちらも半分ずつ譲らない本音なのです。読者の方の中には「こんな暗いお題…」と思う方がいると思います。しかし今から書くことは私の中で、ブログにまで書くほどの大きな告白であると主張したいです。

 

外に出たい理由は、例えばお菓子を買いに行きたいという些細なものです。でもお菓子を買うということに、たくさんの障壁があるのです。お菓子を買うためには、まず部屋着から笑われないような外用の服に着替えなければなりません。そして実際に外に出て、人目に晒されながら道を歩かなければなりません。私はここでとても体が緊張して、歩き方がぎこちなくなっている感覚になり、余計に冷や汗が出ます。それから、人がこっちを見ているという感覚になったり、着ているものが変だと笑われているような感覚になったりします。ひどい時は背中に「バカ」などの張り紙がされているのではないか、とかズボンを履き忘れて出てきてしまったのではないかとも考えて確認してしまいます。どうやら私は恥をかくことを極端に恐れているようです。店に到着してからも障壁はたくさんあります。まず知り合いに会うかもしれないことへの恐怖と戦いながらの買い物ということです。知り合いに会うのがなぜそんなにも恐怖なのかというと、ほぼ確実に近況を聞かれたり「元気?」と聞かれたりするからです。それに上手く答えられなかったら嫌われてしまうかもしれないという恐怖がもとにあるのです。相手は話しかけてくるくらいですから、仲が良く、うまく答えられなくても別にどうってことないと思うのですが、自分の中でそれにてこずることが許せないのです。そして商品の前に行くと、何を買えばいいのか途端に分からなくなって頭がフリーズしてしまうのです。これはなぜだか分かりません。とりあえず緊張に流されながら商品をかごに入れますが、家に帰ってきたときに思い通りの買い物ができていないことが多いです。話が逸れました、かごに入れた商品をレジに持っていくのも怖いです。なぜならレジ店員が同級生や知り合いであったらまた緊張するし、買ったものを見られるのも嫌だからです。セルフレジがあるところではセルフレジを使いますが、あの機械はあの機械で、もたもたしていると「お金を投入してください」と機械音声で催促してきますし、音も大きいです。それを他の人に聞かれるのも恥ずかしいです。

 

なんだか書いていて情けなくなってきました。買い物が終わって店を出るとお腹のそこからジワっと「無事買えた」という達成感が湧きます。でも家に帰るまでは気が抜けません。家に帰ってきてから、どっと疲れて買ってきたお菓子を1日で全て食べきってしまうのもセットでこの一連の流れが大嫌いです。そんな人間がこの世界に生きているということを告白します(笑)。読んで、くだらな、と思ってくれたらそれでいいなと思います。では、また。